2016年10月6日木曜日

『ハドソン川の奇跡』

2009年にアメリカ、ニューヨークで実際に起こった航空機事故が元になっています。
 155名を乗せた航空機に、上空850メートルで、全エンジンが動かなくなるというトラブルが襲います。  
近くの空港に戻る事もできず、160万人が住む大都会の真上という事もあって、トム・ハンクス演じる機長は、ハドソン川に着水することを決断するんです。
幸い乗員乗客は全員無事で、機長は、多くの命を救ったヒーローとして称えられます。
でも、その一方で、乗員乗客の命を危険にさらしたその判断は間違いじゃなかったのか?と、まるで、犯罪でも犯したかのように国家運輸安全委員会に厳しく追及されるんです。
万が一の事がおこった場合、どうすべきなのか、ルールやマニュアル、常識をこえて、みんなそれぞれが何ができるか、何を優先して、どう判断すべきなのか、
そして、その先には何が起こるか、、、が描かれています。
乗員乗客が全員無事だったのは、機長だけじゃなく、さまざなプロフェッショナル達の最大限の力が集まったからです。
それに乗客たちも、危機的な状況で機長や客室乗務員を信じて、彼らの指示に素直に従った。
万が一の事が起きた時に
それぞれの立場で、最大限にできることになどについて考えさせられます。

これまた、とてもいい作品でした (≧∀≦)