2013年6月29日土曜日

CINEMA『建築学概論』


韓国映画「建築学概論」のこの作品タイトルを聞いた時、
建築関係の難しい内容なんだろうなって思いました。
でも、この作品は、韓国では、この映画の影響で「初恋ブーム」が起こったほどの
初恋をテーマにした恋愛映画でした。
韓国で公開された2012、「映画観客1億人突破記念イベント」で
もう一度みたい映画1に選ばれて、公開から1年たった今でも人気は続いていて、
これまでの恋愛映画がもっていた記録も塗り替えたほど大ヒットしたこの作品の中で、主人公の友達が主人公に対して何回も言うある口癖が、
昨年の流行語大賞に選ばれたりと、ひとつの社会現象になった作品です。
(ちなみに、その年の他の流行語大賞に選ばれたのは、PSYの「江南スタイル」)
 
で、特に、男性達からものすごい指示を受けたそうです。
初恋をテーマに男性目線で描いているこの作品の舞台は1990年代のソウル。
主人公は、建築学科に通うスンミンという男子大学生で、
彼は「建築学概論」の授業でソヨンという女子大生に一目ぼれしちゃいます。
彼女と一緒に課題にとり組むきっかけがあって2人は仲良くなるんですが、
ちょっとした行き違いで、ふたりは離れてしまいます。
それから15年後、建築士になったスンミンのもとに「家を建築してほしい」とソヨンが突然現れ、スンミンの心に彼女との淡い思い出が蘇ってきます。
でも、その時、彼は婚約者がいたんですが、ソヨンに抱いていた恋心を思い出して心が落ち着かなくなっていくんです。
婚約者がいるのに、せっそうなく簡単に心が動く彼の態度に私は超不愉快!!
ソヨンは、パートナーと別れてフリーだからと、彼があっさり婚約者をふって、彼女を選ぶのではと私は勝手に婚約者寄りの立ち位置でヒヤヒヤしながら観てたんです。
でも、勝気な性格の婚約者のKY的な発言に、こんな性格の悪い女よりソヨンの方がふさわしいと思ってみたり、シーン毎に2人の女性の立場に立って、怒ったり、批判したりと熱くなって、あ~心が忙しかった(笑)
2人の女性の間で、スンミンも悩んでいたとは思うんですが、
美女2人に対して、思わせぶりな事をしてみたり、煮え切らない態度をとったりする度に彼が調子にのってるようにみえて、腹が立ちました〜!!
ま、私の大好きな ○○さんみたいな人だったら話は別ですが。
私は、この作品を観ている間、他人の三角関係に勝手に首をつっこんで、
怒ったり、腹を立てたりしていた、ただの性格の悪い、嫌な女でしたd( ̄  ̄)
でも、この映画を観て「初恋」を思い出した男性が多いそうです。
韓国では、レイトショーで、1人でこの映画を観にいった男性も多いらしく
あちこちから男性のすすり泣きが聞こえてきたそうです。
あなたはこの映画で何を感じ、何を思うのでしょうか?