2016年4月9日土曜日

『映画 ドラえもん 新・のび太の日本誕生』

「ドラえもん」の長編映画が製作されてこれでもう36作目だそうです。
この作品は、今から27年前の1989年に公開されて、ドラえもんの映画の中で、歴代1位の観客動員数を記録した作品のリメイクなので、オリジナルをご覧になったという方も多いと思います。
7万年前の太古の日本が舞台で、そこで、のび太とドラえもんやジャイアン、スネオ、しずかちゃん達が繰り広げる大冒険が描かれています。
私がこどもの頃からとても親しみがあるドラえもん作品を十数年ぶりに劇場でみましたが、劇場は小さなこども達でいっぱいで、
しかも私が行った時は、満席でした。
彼らは、1時間40分ほどの上映時間中、喋ったり、騒いだりすることもなく、笑える箇所では、笑ったりもしてましたけど、基本、おとなしく集中してみてました。
近くに座っていたこどもたちの顔をまじまじとみたんですけど、
暗い中でもスクリーンを見つめる目がキラキラしているのがわかりました。
(彼らにしてみたら、知らないおばちゃんがじっと見て、こわかったかも。ごめん!!)
こどもの頃から観ていたドラえもんを数十年歳が離れたこどもたちと一緒に観て、楽しめているこの現実をとても嬉しく感じました。
そう考えるとドラえもんって歴史があるんだなぁ。
私はドラちゃんと誕生日が一緒なので、特に感慨深いものがあります(≧∇≦)
どこでもドアやタケコプターがあったらな~と未だによく思うし、ドラえもんがいてくれたらな・・とも思うけど、
人生には、努力すべきところ、頑張り時、ぶんばるべき時は、自分で何とかしなきゃいけないし、何とかできるものなんだ・・と、この作品を通して教えてくれています。
何もない原始時代に何度も失敗しつつ、そこからいろいろ考えて、工夫して自分達の力で便利なものを生み出した先人たちの存在があるからこそ、今の私達がいる!!
そして、ドラえもんが持っているどんなに便利で斬新なマシーンでさえも
彼らが知恵をふりしぼって生み出した道具にはかなわない・・って事も教えられる作品。
エンディングの山崎まさよしさんの「空へ」という曲は、あたたかみがあってこの映画で伝えたい事をすべてこどもたちに愛情をもって語っているような感じにきこえました。
世代を超えて、楽しめる作品です。