2015年12月17日木曜日

『クロスロード』

青年海外協力隊の活動を通じて成長していく隊員たちの姿を描いた作品で、EXILEのパフォーマーの黒木啓司さんや渡辺謙さんの息子さんの渡辺大さんなどが出演しています。

青年海外協力隊をよくご存じない方でも「青年海外協力隊」という言葉は一度は聞いた事があると思うんですけど、日本から初めて協力隊が派遣されたのは今から50年前の1965年の12月で、当時は、5人の方がラオスに派遣されたそうです。

青年海外協力隊とは、アジアやアフリカなどの開発途上国で、現地の人たちと生活や活動を共にしながら、お互いの国や文化に対して理解をしつつ、交流を深めながら派遣された地域をよりよい環境にする為に貢献するというものですが、青年海外協力隊のボランティア事業が始まってからのこの50年間で、88カ国に40500人ほどの隊員が派遣されたそうです。

この作品は、そんな青年海外協力隊の隊員が主人公です。

日本国内でも違う土地に行ってその土地の為になる何かをするってとても難しいことなのに言葉も文化も違う国でなんて本当に大変なこと。

でも、そこに住んでいる人達とは、言葉や文化が違っても心は同じで、

ちゃんと心から向き合った時には相手も心で対応してくれる。

違う人種だからこそ、心と心を通じ合わせる事大切だし、心が通じ合えれば言葉や文化の壁は、乗り越えられるんですよね。

お互いの国の間で過去にどんな残酷な出来事があろうとそんなの関係なく、一生懸命頑張っている彼らをここにいる一人の人としてちゃんとみてくれあ村人たちのあたたかさも

日本からやってきた隊員達を成長させてくれたと思います。

以前、青年海外協力隊に参加した多くの方にお話を聞く機会があったんですけど、派遣先でみんなに何かを教えたり、役に立ちたいと思って参加したけれど、教えられることのほうが多かったとおっしゃっていた言葉がすごく印象に残ってます。

この作品で、隊員と派遣先の人達との絆や彼らの言動によってどんどん変わっていく隊員たちの様子をみて感じたこと、吸収できた事がいっぱ〜いあった作品でした!