2016年2月25日木曜日

『オデッセイ』

今月末に行われるアカデミー賞に作品賞、主演男優賞など、7部門でノミネートされている「オデッセイ」は、マット・デイモンが主演で、「エイリアン」や「グラディエイター」のリドリー・スコット監督の最新作です。
全米のベストセラー小説「火星の人」が原作だそうです。
マット・デイモン演じる宇宙飛行士 ワトニーが火星での有人探査中に嵐に巻き込まれてしまうところから物語は始まるんですね。
他の乗組員はワトニーが亡くなってしまったと思って、火星を去るんですが、実は、彼は生きていて、誰もいない火星にたった1人取り残されてしまったんです。
自分が生きている事を誰にも伝える手段もない中で次の宇宙飛行士達が火星にやってくる何年後かまで、彼は何とかして生き延びようと奮闘します。
そして、しばらくして、彼が生きていることを知ったNASAや彼と一緒に火星に行った乗組員たちもあらゆる手段で彼を助け出そうとするんです。
1つの目的を達成させる為に皆で知恵を出し合って一丸となって取り組んで行く様子が描かれています。
火星に一人取り残された ワトニーは、どんな状況でも考える事をやめないんです。
この最悪な状況を乗り越える為には何が必要かを考えて、その必要なものを手に入れる為には何をしたらいいか、また具体的に考えて、形にしていくんですよ!
そうして、絶対に不可能だと思う様なことですらも可能に近づけていくんです。
そんな彼の姿から、何があったとしても考えたり、知恵をしぼれば何らかの策が見いだせる、、、そんな希望がわいてきました。
彼の諦めない強い気持ちと生命力と知恵は、ホント神的です。
火星で、まさかのディスコミュージックのオンパレードにはびっくりでした(((o(*゚▽゚*)o)))
なつかしいディスコソングたちは、劇中のシーンと曲のタイトルや歌詞が何らかの形でリンクしていてとても面白かったです。
ドナサマーのHOT STUFFがかかった時は劇場内で笑い声が響きましたけど、劇中でかかる曲の歌詞の内容を知っているとさらに面白いと思います。
ちなみにかかる曲は、Turn Beat the Around 、LoveTrain
Don’t leave me this way.
グロリアエステファンのI’ll SurviveやABBA 恋のウォータールーやDavid BowieのSTARMANなんかも(≧∇≦)
どこでどんな時に聴けるのか楽しみにしていてください。
 
火星に取り残されたワトニーを演じたマット・デイモンは、アカデミー賞 主演男優賞にノミネートされています。交信手段も食料も十分にない、喋り相手もいない・・そんな火星でたった1人で何とか生き延びようとしている男の感情が観ている側にこんなに深く伝わってきたのは彼の演技が素晴らしいからこそ。
今年は、レオナルド・ディカプリオが初の主演男優賞をとるのでは?と話題になってますが、マット・デイモンの演技も見逃せません^_−☆