2015年10月21日水曜日

『マイ・インターン』

2006年に公開された「プラダを着た悪魔」では、悪魔のように厳しい、ファッション誌の編集長のアシスタント役を演じたアン・ハサウェイが、
またファッション界で奮闘します!
それがこの「マイ・インターン」です。
ロバートデニーロも出てるし、セックスアンドザシティ2のスタッフが衣装を担当してるってことでオシャレな衣装もかなり話題になってる作品です。
アン・ハサウェイ演じる 社長が運営している従業員200人ほどを抱える ファッションサイトの会社にある日、インターン 研修生として新人が入社してきます。
その役を演じているのがロバートデニーロです。
その研修生は、社長より40歳も年上の男性。
彼は、社長のすぐ下で働く事になります。
社長は、社内のいろんな仕事、例えば、お客さんへの電話応対から、
お客さんが買った洋服の梱包の仕方まで全部関わっていくので、とにかく毎日時間がないんですね。
それに彼女は人に何かを頼んでいる時間があれば自分でやっちゃった方が早いって感じで、1人忙しくしていたんで、はじめのうちは、研修生のベンには、何も仕事を頼まなかったんです。
でもある事をきっかけにベンに心を許すようになって、
彼に会社の事や人生についていろいろアドバイスをしてもらうようにもなって彼女は、社長としても1人の女性としても成長していくという物語です。
彼女は、会社もうまくいっていて、かわいい子どももいて、
子どものケアや家の事をすべてやってくるれる優しいだんなさんもいて、素敵なお家もあって・・・って、傍からみれば何もかももっている女性みみえるんですけど、社長としても奥さんとしてもお母さんとしても、歳老いた親に対してもすべて完ぺきでいようと頑張り過ぎちゃっているんです。
自分で会社を立ち上げて大きくしてきたし、どんなにハードでも自分さえ頑張れば、できないことなんてないぐらいの精神で睡眠時間を削ってでもやっちゃうんですよ。
でもすごく頑張ってても上手くいかない事もあるわけで、、、、。
そんな時に、彼女は自分が悪いんじゃないか・・・と自分を責めちゃうんですね。
仕事も出来て、責任感半端ない人って、周りが手を差し伸べていても見えないのかな。
まさに自分の人生を猪突猛進な感じの女性です。
研修生のベンの言動には気づかされる事がいっぱいありました。
何もかもうまくやろうといっぱいいっぱいになっている時には、すごくいいアドバイスも耳に入らなければ、自分の周りの人達の本当の気持ちも見えなくなっちゃう。そして、
勝手に突っ走って 空回り・・・・
私がそうなった時に、この映画の事を思いだしたいと思います。
研修生のベン役のロバート・デニーロは、チャーミングですてきな紳士を演じています。そんなアメリカを代表する名優が自分の部下の役を演じるって・・・アン・ハサウェイ、内心ドキドキだったのかなぁとか思いながら
観てました。思いきり笑って泣いて、観終わった後、ガッツリ エネルギーが注入されている作品です^_−☆