2011年8月4日木曜日

映画 『あなたの初恋探します』





この映画のタイトルを初めて聞いた時、
「初恋」という言葉がすごく残った。





私の場合、保育園の年長か小学校1年生の時だったか、
同級生の男の子の事を「かっこいい」と思ったのが初恋。

でも、誰かを好きになって、その人の言動に喜んだり、悲しんだり、
芸能人以外の誰かに対して、胸がキュンキュンするのを
初めて味わったのは高校生の時だったけどね。

当時は、とても純粋だったなぁ。

でも、大人になってからは、相手の言葉の裏を勝手に読んだり、
下手にかけひきしたりして中々上手くいきません(苦笑)

この映画を観て、純粋に誰かを想っていた頃をちょっと思い出しました。


この映画の主人公のアラサー女性 ジウは、
ミュージカルの舞台監督をしていて、
日々の仕事に追われて恋愛から遠ざかっているんです。

父親がすすめてきたお見合い相手のパイロットの男性も悪くなかったけど、
何となく気乗りしなくて断ってしまったり。。

そんな彼女を見るに見かねた父親は、
彼女が恋愛しないのは、初恋の人が忘れられないからではないかと
ある手がかりから憶測するんです。

時を同じくして、ギジュンという男性が「初恋探し株式会社」という
依頼者の初恋の人を探す会社を立ち上げます。

ふとした事がきっかけで、ジウの父親がその会社の存在を知り、
ジウの初恋の人を探すようにギジュンに依頼しに行くんです。

「初恋探し株式会社」という会社に
自分の忘れられない人を探してもらうように
親が頼んでいたら、どうします?

もし私だったら、
「そんなの勝手に依頼されても困る、勝手なことしないで!」
って親に怒って、んでもって、
「人の恋愛に勝手に首、つっこむな!」と、
親に依頼されて探しているギジュンにやつあたりするかな?

ジウもいろいろ彼女なりに想う事があって、
ギジュンに感じ悪く接するわけですが、
傍からみているとその姿がすごいキュートなんです。

ジウとギジュンの二人は一緒に
ジウの初恋の人を探しにあちこち旅をするんですが、
二人の会話、様子、すべてが笑えます。

漫才のコンビみたい。

まさに珍道中。
ジウの初恋の人を探す旅が
ジウとギジュン、それぞれの自分探しの旅にもなっていきます。

ギジュンも人生について悩んでいたので、
ギジュンの中にあったいろんなもやもやが溶けていくんです。


今の自分を変えたいという気持ちはどこかにあっても、
自分が思い込んでいた事や
頑固に貫いていた思いを変えるのって難しいし、
もしかしたら一生変えられないかもしれないと思っていたけど、
この映画をみて、
誰かの力が加わることで変われるかもって自信がわいてきたのでした。

私も素敵な出会いによって、純粋だったあの頃にもどれるかもね~。

あくまでも他力本願だけど(笑)