『バクマン。』

数ヶ月前に予告篇をみてからとずっと早く観たいと思い続けていた映画です。

自分達が作った漫画が週刊少年ジャンプに連載され、ジャンプでトップになる事を夢見た高校生男子２人組の奮闘ぶりが描かれています。

私が大好きな「友情」「努力」などがたっぷり盛り込まれた　頑張って夢を掴んでいくストーリー。
その主役の男子高生を佐藤健くんと神木隆之介くんが演じています。
そして、後に彼らのライバルとなる天才高校生漫画家役が、染谷将太くんなんですけど、セリフは少ないのに奇妙な天才ぶりを体中で表現していて
彼が出てくると、彼ばっかりみちゃいます。
漫画を描かせれば天才なんだけど、コミュニケーション能力が全くなくて
絶対にいいやつなのに不器用で損しちゃうので、何とかしてあげたいと母性本能をくすぐられながら観てました。

こういう一風変わった役をよく演じていた山田孝之さんは、今回は、漫画を愛している熱くて優しい編集者の役で
登場していたので新鮮だったけど、こいつ、実は裏があって後で大どんでん・・なんて話にならないかって勝手にドキドキしていたぐらいです。
他にもヤンキー漫画を描く漫画家として桐谷健太さん、それからジャンプの編集長にリリーフランキーさん、宮藤官九郎さん、新井浩文さん、皆川猿時さんなどなど、かなり濃～い俳優さんが勢ぞろいしています。

主人公が恋するヒロイン役の小松菜奈さんがちょっとかすんでしまうほど
個性的なメンツが揃い過ぎですし、ほとんど男性ばっかりなんですが、
みんなかなりの演技派なんで１人１人のキャラクターをピックアップした
スピンオフ映画が作れるほどキャラがたってるし、見ごたえあります。
週刊少年ジャンプは、私が子どもの頃から周りの男子はほとんど読んでたし、Ｄｒスランプやキャプテン翼やハイスクール奇面組など好きだった漫画が沢山ジャンプで生まれたこともあって、すごく馴染み深いので、観ていてワクワクしました。
「努力」「友情」「勝利」を信念に持って夢に向かって行く主人公たちの姿から人として大切な事や仕事に対しての厳しさなども痛感するわけですが、
それは彼らの世界だけではなくて、他の仕事にも通じるところもあると思うので、主人公やその周りの人達が発する言葉や行動にも注目です。
それから、劇中のプロジェクションマッピングや驚くほどの技術やアクションなども取り入れた映像などに目が離せませんし、あんなエンドロールは今までに観た事がないです。
さすが、今まで沢山の漫画を生み出してきたジャンプならではの方法で
この映画に関わったスタッフさん達が紹介されています。
どんな風になっているのか楽しみにぜひ観てみてください！！