2015年10月3日土曜日

『ポプラの秋』

小説が原作のこの作品は、飛騨 高山で撮影されました。
高山へは、私も何度か行った事があるので、赤い橋だったり、橋の近くにあるおいしいみたらし団子屋さんだとか馴染みのある場所が沢山、劇中に出てきて、 
とても身近に感じた作品です。
「家政婦のミタ」でブレイクした子役の本田望結ちゃん演じる小学生が主人公。
彼女のお父さんが突然亡くなってしまって、精神的に病んでしまったお母さんと一緒にぶらりと高山に来た所、大きなポプラの木があるポプラ荘というアパートで暮らす事になるんです。
そのアパートの大家のおばあさんを中村玉緒さんが演じているんですが
このおばあさん、無愛想でとっつきにくくて、望結ちゃん演じる千秋も最初は、
怖がってなつかないんですけど、ちょっとしたことがきっかけで仲良くなるんですね。で、実はおばあさんは亡くなった人に手紙を届けるお役目であるって事を千秋に話すんです。そして、千秋は天国のお父さんに手紙を書いておばあさんに渡す事になるんですが、彼女が手紙を書くごとに元気になっていく様子が描かれています。そして大人になってからもおばあさんに救われるんです。そのおばあさんは魔法使いなのか、何なのか??ぜひ劇場でみてきてください。 
本田望結ちゃんは、バラエティー番組やCMでみる限り、いつも笑顔でわがまま一つ言わないような天使のような女の子のイメージが私は強いんですけど、
劇中では、子どもらしいわがままや本音を言ったり、喜怒哀楽の感情表現が豊かなのがすごく印象に残ってます。
玉緒さんもバラエティー番組では天然キャラでよくいじられていますけど、
樹木きりんさんのような日本を代表する女優さんだなと改めて思う様な存在感と演技でした。
玉緒さんが飛騨高山名物のみたらし団子を食べるシーンは、何だか妙に癒されました。

人は出会うべき時に出会うべき人とあって、救われたり、成長したりしていくんだな・・と思った作品でした^ ^