「龍三と七人の子分たち」は、藤竜也さん演じる元ヤクザの組長の龍三がオレオレ詐欺にあって、オレオレ詐欺をする若い輩ををゆるしておけねえという事で、昔のヤクザ仲間を集めて、オレオレ詐欺や悪徳な訪問販売などをする集団をやっつけて世直しをしていくというストーリーです。
世直しするといってもこの元ヤクザのじいさま方もやっている事はめちゃくちゃなんだけど、やたら義理人情深くて、仲間を何よりも大切にしたり、
お金を取り立てにいったのに、返すお金もなくて生活に困り果てた女性に同情して、逆にお金を渡しちゃったりするところもあって、単なるめちゃくちゃな人達ってわけでもなく、憎めない感じです。
龍三もその仲間たちも昔は、人から恐れられるヤクザだったのが、
時代も変わったし、
身体の自由もきかなくなったわで、
世間や家族からはおいぼれじじい扱いをされているんですけど、
本人達の気持ちは昔のまま 現役バリバリなんです。
昭和の時代に育った私の周りの人達、
私の父や父の友人や近所にいたおじさん達は、みんな義理人情に厚くて、
間違った事に関しては、見ず知らずの他人であったとしても徹底的に正していくような人達でした。
劇中のじいさま達のようにとてもパワフルで、困ったことがあったらそのおじさん達に言えば何でも解決してくれるような力強さがありましたね。
あの時代のそういう人達が今の日本をつくってきたんだな・・と、つくづく思います。時代は変わったけどもそういう人達が今も元気ハツラツでいらっしゃる事に元気をもらえます。
劇中のじいさま達からも沢山のバワーをもらってきて下さい!