2012年9月19日水曜日

『あいち国際女性映画祭  その2 戸田奈津子さん!!』

先日書いた「あいち国際女性映画祭」話の第二弾、今日は、映画祭で行われた
映画翻訳家 戸田奈津子さんの講演会のお話をします。


戸田さんが翻訳された作品から
私が洋画を観始めた中学・高校時代、
よく映画のスクリーンに「翻訳 戸田奈津子」と映し出されていて
戸田さんってどういう人なんだろう?って気になっていました。
そのうちにTVなどでハリウッドスターの通訳として戸田さんのお姿を拝見し、
ハリウッドスターと会話をしている姿を見て
黒子のような存在の他の通訳さんと違って、キャラクターが前に出てて、おもしろい方だなぁと思ってました。
私にとってそんな存在だった戸田奈津子さんの生のお話は、とても刺激的なものでした。

講演会では、ご自身が翻訳家として活躍なさった経緯などもお話されたんですが、聞いてビックリだったのが、
戸田さんは、翻訳家を志してから20年後にようやく翻訳家としての仕事ができたんですって。
目標に向かって20年もモチベーションを保ちつつ努力し続ける・・・って、中々突破できない壁にぶつかるとすぐ逃げ出してしまう私には考えられない(ーー;)
しかも戸田さんが翻訳家を目指していた当時は、
翻訳家として仕事をするのはとても難しく
(戸田さんのお話によると今もあまり変らないようですが・・・・)
せまき門どころかたたくドアすら見当たらない世界だったそうです。

そんな世界へ20年かけて飛び込み
日本でもハリウッドでも唯一無二の存在になった戸田さんは
とにかく好きな事を一生懸命、どんな努力も惜しまずやってきた人なのだと思いました。
映画を愛し、信念にブレのない生き方をしていらっしゃる戸田さんのお話を聞いて、言葉や信念にブレがない生き方がかっこいいと心から思いました!

戸田さん、素敵すぎます!!

私も、あ~なれたらなぁ・・・。