『アリス イン ワンダーランド 時間の旅』

２０１０年の春に公開された「アリス　イン　ワンダーランド」の続編で、ジョニー・デップやアリス役のミア・ワシコースカなど、出演者はほぼ同じです。

今作では、ますます美しい女性に成長したアリスがお父さんの形見の船、ワンダー号の船長として、３年間の航海を成功させてロンドンに戻ってきた所から物語が始まります。

前作以上に映像は綺麗で、ワンダーランドや登場人物の衣装や雑貨にいたるまで、目に入るものはカラフルで美しくて、工夫があって面白くてスクリーンに魅きつけられますが、今回は、アリスの強さを大きく感じる内容でした。
アリスは、どんなに無理だと思われることに関しても、やってみなくちゃわからないという精神で常に前に進んで行くんです。
彼女にとっての恐怖は、失敗することじゃなくそれにチャレンジしないで諦めることなんですね。
先日、日本では、ピンチを上手にチャンスに変えたブレない強い女性が東京の都知事に選ばれましたけど、彼女であれば、難しい問題も何とかしてくれそう、旗をふってみんなを引っ張っていてくれそうと思わせる強さがありますが、アリスにもそれを感じました。
敵はいっぱいいても何があっても何を言われようがぶれない心、立ち向かう勇気、最終的に手に入れたいものを手に入れる戦略、、などがアリスにもあるんですよね。

今は、女だてらに生意気に・・と言われる時代ではないですけど、「大年増の厚化粧」など、手腕や能力に対しての指摘ではなく、ただ女性をバカにしたような発言をする人がまだいます。
見終わった後、逆境の中でも女性が強くあるためには・・・的なものが自然に頭に刷り込まれてました(^◇^;)

自分の為じゃなく仲間の為に強さを発揮したアリスの姿も多くの方に観て頂きたいです^_−☆