新年に1年の目標を経てて、それに向かって歩きはじめている方いらっしゃると思いますが、この映画をみればその目標にむかう足取りもちょっと軽くなるのでは?
現在公開中の「ファッションを創る男」は、シャネルやフェンディーのデザイナー
カール・ラガーフェルドのドキュメンタリー作品で、彼が日頃どんな風に仕事をしているかが見れたり、仕事や夢など様々な事について彼が思う事を、いっぱい語っています。
この映画は、ファッションの事よりも
「ファッションを造る男」カール・ラガーフェルドの
生きざまや、仕事に対する考え方、彼がどんな人間なのかを深く知る事ができる作品です。
私は、この映画をみるまで、彼はシャネルとフェンディーのデザイナーでダンディーで、いつも素敵なスーツをピシっととてもおしゃれに個性的に着こなすおしゃれで派手なおじさん・・・というイメージだけしか持っていなかったんですが、
この映画を観て、彼がシャネルの創業者のココシャネルが亡くなった後、人気が低迷したシャネルを引き継いで、
再び人気にさせて、他にもフェンディーやクロエや彼の自分のブランド、計4つのブランドのデザイナーを兼任して、30年間、ファッション界をひっぱてきたカリスマだって事を初めて知りました。
彼は、映画やバレエの舞台衣装もデザインしていて、例えば「ニューヨークストーリー」や「ハイヒール」などの映画の衣装も作ってるんですよね。。
他にもファストファッションブランドのH&Mのデザインも手掛けたり、いろんなことを同時にしちゃうんです。
仕事だけじゃなくいろんなことにストイックで、昔、ディオール・オムの細身のスーツを着たくて、1年でなんと42キロ減量したそうです。
まぁ、なんでもやってのけちゃう人なんです。
デザイナーだけじゃなくて、彼は、カメラマンもやっちゃいます。
自分がデザインしたものを撮影したカメラマンの作品に納得いかなかった事がきっかけだったらしいんですが、だとしても他のカメラマンを探すわけじゃなく
自分で撮ってしまえ・・・と、ホントになんでもやれちゃうんですね〜
この映画の中には、彼が実際に住んでいる部屋の中で撮影しているシーンもあるんですが、たくさんの本が積み上げられたスペースがあって、
大量のipodと山のような服にアクセサリーがいっぱい置いてありました。
ファッション界のカリスマですから、服やアクセサリーが大量にあるのは想像できたけどなんで、あんなに沢山のipodが置いてあったのかちょっと不思議なんだけど、ラガーフェルドをよく知る人に聞いたら、彼はショーの選曲も自分でしたり、いつも自分に刺激をくれるものを探求しているから、音楽からインスピレーション受けることも多いみたいなんですよね。にしても、10台ぐらいはあったかなipod.何に何が入ってるにか、私ならさっぱりわかんなくなるところだけど、、、、、。
彼はとっても忙しい人なんだけど、「時間なんて自分で作るものだ」と言ってました。
世界中からひっぱりだこの忙しい人にそれを言われてしまったら、
私なんか、もうこれから、時間がなかったことを理由にはできないなぁ。
他にも、この映画の中で彼は、仕事や発想に対して、人生に対して、こうあるべきだなどと考えや思いを語っています。
それが一つ、一つ、心に響きました。
今も止まらず、走り続けている彼からさまざまな事を教えられます。
彼から教えられる事は、観る人によって違うと思うけど、
自分に対して厳しいカリスマから学べることがたくさんあります。
新しい年がはじまったばかりですしね、一度みてみてください。
これからの1年、過ごし方が変わるかも。