2013年5月7日火曜日

CINEMA『天使の分け前』

「天使の分け前」ってどんな事か知ってます?
ウイスキーなどが樽の中で熟成されている間に、1年に2%ほど蒸発して失われる分のことをそう言うんですって。
10年もの、20年ものと年数を重ねるごとにウイスキーは味わいを増しますが、
それと共に天使の分け前も増していく・・・という事で
ウイスキーが美味しくなる分、天使の分け前、つまり感謝の気持ちも増える・・
ってなんか素敵☆彡
この映画を観終わった後、大切な人に感謝の気持ちを伝えたり、現わしたくなりました。



この作品の舞台は、スコッチウイスキーの故郷 スコットランドです。
そこで暮らす若者のロビーは、育った環境のせいでケンカ沙汰が絶えず、
トラブル続き。
そんなロビーは恋人との間に子どもが生まれる事になり、
それが裁判で考慮され、刑務所送りが免除され、社会奉仕活動を命じられるんです。
ロビーは、指導者でウイスキー愛好家のハリーと出会い、
彼からウイスキーの奥深さを教わるうちに、テイスティングの才能に目覚めます。
ハリーやロビーと同じくいろんな問題や事件を起こし、社会奉仕活動を命じられた仲間達に出会った事でロビーは変わろうと、愛する恋人や彼女との間に授かった最愛のベイビーのために奮闘します。
私はこの作品から「出会い」について深く考えさせられました。
私はこれまでもいろんな人に出会い、その人達からいい事も悪い事も含めて
いろんな影響を受け、さまざまな感情を持ち、成長してきました。
生きていく為に、そして、成長して行く為には人の存在は欠かせないと、
私は思います。
でもその 人との出会いをどうしていくのかは自分次第。
自分にとって味方的存在の人だけに出会えるものではないですし、
アンチな存在だって、どうしても理解できなくて嫌悪感を抱くような人との出会いもいっぱいあります。(あくまでも私の経験からですけどね・・・)
でもそういう人との出会いも自分にとって必要だと思います。
どうとらえていくか・・・。
自分がこうでありたいという信念がしっかり持てればどんな人との出会いも
自分にとってとてもいい結果をもたらすと思う。
ロビーがハリーや仲間に出会って変われたのも
結果、ロビーが彼らに出会った事によって今までとは違う覚悟や信念を持てたからじゃないかな。
「一期一会」という言葉がもっともっとスキになりました。
そして、今まで出会った大切な人達に感謝をしたい気持ちでいっぱいになりました。
「天使の分け前」は現在、公開中です。