2012年8月16日木曜日

Cinema『グスコーブドリの伝記』


今、学生達は夏休みですね~。
みんな、夏休みを楽しんでいるかな?宿題は頑張ってるかな?
私は、夏休みの宿題は苦手だったけど、読書感想文だけは、好きでした。
自由に選んでいい本選びは芸能人の暴露本で(苦笑)


夏休みの宿題で暗記している子もいるかもね、
雨ニモマケズ風ニモマケズ、、
そう、宮沢賢治。。数々の名作がありますが

この夏、「グスコーブドリの伝記」が
原作の発表から80年経ち、
アニメーション映画になりました。
              


タイトルの「グスコーブドリ・・・」と聞いてトリの物語かな?って
思った私は、本当に無知でございます。
グスコーブドリは、主人公の名前で、グスコーが名字でブドリが名前。
登場人物はトリではなくネコでした(笑)
とはいえ、擬人化したネコをキャラクター化しています。
ストーリーをちょっと紹介すると、
主人公のブドリ達が住む森を冷害が襲い、
食べる物もなくなって、ブドリの両親は家を出て行ってしまい、
ブドリの妹が謎の男にさらわれて、ブドリは一人ぼっちになってしまいます。
でもブドリは、生きることを諦めず、前に進みます。
とても苦しみながらも力をふりしぼり、何とか生きていく中で、
さまざまな出会いやサポートがあり、
ブドリは、火山局で務める事になります。
そして、最後に、再び冷害に襲われた故郷と大切な人達を救う為に
ある決心をします。そして、その思いが行動にうつされます。
と、こんなストーリーです。

危機に直面してどうにもならない状況でもあきらめなかったブドリが
大勢の人に支えてもらい、大きく成長し、そして最後にしたこととは?
ラストシーンは、ブドリの勇気ある決断がもたらした結果ですが、
そのシーンからエンドロールで流れる
小田和正さんの「生まれ来る子供たちのために」は、
ブドリの愛する故郷や未来の子供たちを守りたいという思いが
とても強く伝わってきて、もうただ感動でした。

 私は、大切な誰かを守れているのかな?
いや~今は、自分のことだけでせいいっぱいだろう。
そんな自分が恥ずかしい。

芸能人の暴露本を読んで読書感想文を書いていた学生時代の私が
この作品を観ていたら、人としてもっともっと成長していたかも(苦笑)、
と思う、人として大切な事をたくさん教えてくれる作品です。