2011年5月21日土曜日

映画 『生き残るための3つの取引』


今日、紹介したいのは、
韓国映画「生き残るための3つの取引」。
このタイトルからどんな映画か想像つきます?

この作品は、愛する家族や部下のためや
自分の欲や出世のためになど、
それぞれの目的の為に取引をする
男達の姿が描かれていて、


しかもその舞台は、善良な市民を守るために悪を排除して
事件を解決していくべき人達が集まっているべき場所「警察」や「検察」。


彼らは、犯人がみつからないなら、
新たに犯人を作ってしまえ・・と犯人をねつ造したり、
嘘の上に嘘を重ねてわけがわからないくらいめちゃくちゃになって
泥沼にはまり込んでいくんです。


・・・ってここまで書いたら、ネタばれじゃないかって?


心配ご無用です。

この後、二転三転して、最後にびっくりする事実が待ってますから。



登場人物がほぼ男性という男くさい中で、
騙し合い、汚いかけひきや取引が行われて、
もう中身はドロドロ。



そんなドロドロの中に入り込んでいる人物の中で、
私が強烈に気になったのは、
自分が出世できる為ならなんでも利用してのしあがっていく、
検事チュ・ヤン。

彼は、めちゃめちゃ嫌なやつで、
こいつさえいなければ、主人公の刑事も
最後はあんな目に合わずにすんだと思う。

映画化もされたドラマ「HERO」でキムタクが演じた
久利生公平の爪の垢を煎じて飲んでほしいくらい。

現実の世界でも検事の不祥事は事件になっているので、
他にも久利生公平の爪の垢を煎じて飲ませたい人もいるけど・・

この映画の中の最悪の検事、チュ・ヤンは、
強烈なキャラクターのせいもあって、
主人公よりインパクトがあって忘れられない。

あんな風にしか生きれられないなんて、可哀想にさえ思えてくる。

それにしても最後、あいつだけ○○なんて、あれはないだろうっ!!
とかいろいろ考えさせられたり、
私の気持ちをゆさぶる検事チュ・ヤンを演じているのは、
この映画の監督リュ・スンワンの弟、リュ・スンボム。

今度は、チュ・ヤンを主役にした
スピンオフ映画を撮ってほしいと思うほど、
なぜか彼が気になってる。

あなたはこの映画をみた後、
この中の誰のスピンオフをしてほしいと思うでしょうか?