2010年12月28日火曜日

映画 『風が強く吹いている』


もうすぐ、新しい年がやってきます。


お正月には毎年恒例となっている
大学対抗の駅伝大会「箱根駅伝」が行われますが、
私は、箱根駅伝に挑戦する選手の姿を描いた作品
「風が強く吹いている」を
2009年9月の公開時に観てから、
箱根駅伝に対する見方が変わりました。




私の父は学生時代 陸上をしていた事もあり、
毎年、箱根駅伝を欠かさずTVで観戦しています。
しかもCM以外はTVの前から動かず、釘つけになって観ているんです。

私は、ランナー達がずーっと走っているのを画面の前で見続けることができずに、
他の番組がみたいと・・父によく言っていました。

家族で毎年恒例の初詣に行く時間も、
父が箱根駅伝を全部観られるスケジュールに合わせなければならなかったんですが、
私はこの作品を観るまで箱根駅伝にそこまで熱くなる父の気持ちが
ずっとわからなかったんです。


私には、駅伝は選手達がそれぞれ任された区間を走って
次の走者にタスキを渡すという部分しか見えていなかったんです。

選手のバックグラウンドやこの大会に対する思いなどを
伝えてくれていることすら気づかなかったほど。。

でも、映画を観たことで今年のお正月の箱根駅伝では
いろんなことがみえました。
始めて知る選手にも親近感がわいて気が付いたら必死に応援してました。

この作品は、箱根駅伝出場に期待をかけるどころか、
同じ大学の人にさえも陸上部が存在することを知られていなかった
ある大学の選手達の成長が描かれています。

皆で一つの事をやり遂げ、目標を達成する事は
本当に素晴らしい事だと改めて思いました!  


私は、いつも目標達成するまでに何度もギブアップしがち。

彼らの駅伝にかける純粋で熱い姿をみていたら、
「常に、精一杯頑張っている」と思いこんでいた
私の何とも図々しいところとか、
自分の嫌なとこばっかり見えてきました(苦笑)

新しい年を新規一転、気合い入れて迎える為にも、
そういう機会も必要だぁ!
(ちなみにこの作品、現在DVDリリース中で~す。)



新年2日、3日の「箱根駅伝」でもたくさんの選手達から
いろんな事を教わるんだろうなぁ。

2010年も多くの映画を観てきましたけど、
今年は、自分を奮い立たせてベストを尽くすとか、
弱い自分自身と闘って成長するような作品にひきつけられ、
ラブ注入じゃなくて、パワー注入されました。

2011年、このパワーを発揮できるように頑張らねば~。

来年は、私の目の前に高い壁が立ちはだかっても
干支のうさぎのようにピョンピョン乗り越えていきたいです!


そして、もっともっと沢山の映画を紹介していきたいです!

来年もよろしくお願いします。

2010年12月25日土曜日

映画 『フラッシュダンス』

先日、事務所で80年代のコンピCDがかかっていて
なつかしいあの時代にタイムスリップ!

特に、アイリーン・キャラの「Flash Dance What’s a Feeling」を聴いて
この曲が主題歌だった映画「Flash Dance」を思い出しました。
中学生になった秋に母と一緒に観に行ったなぁ。
この作品は主題歌も大ヒットした80年代の名作ですので、
ご存じの方も多いと思います。



改めてこの映画のストーリーをご紹介すると・・

ダンサーになる夢を持っているアレックスという女性が主人公。
彼女は、昼間は溶接工として働いて、夜はバーで踊って、そして帰宅後に
長時間ダンスのレッスンをするという日々を送っていたんです。
夢を叶える為に努力を繰り返していくのですが、
ちょっと夢に近付けたかと思ったら、それは恋人の力によるもので、
自分の実力が認められたわけではなかった事がわかり、
自分の手で夢を掴みたい彼女は落胆します。

それに、独学でダンスを勉強してきた自分と
幼い頃からダンスの基礎をしっかり学んできた人達との力の差に愕然としたりと、
中々上手くいかない。

挫折を繰り返しながら夢を諦めずに毎日努力を繰り返し、
前進していくアレックスの姿を見た当時中学生だった私は、
彼女に比べて、とんでもなく甘いなぁと思ったんです。

実は、私、中学校に入学したと同時に体操部に入部し、
毎日、練習に励んでいました。
小学校時代から憧れだった体操部に入ったものの、
半年たった時点で全く上達せず悩んでいたんです。
同じ時期に入った同級生は、どんどん上手くなっていくのに、
私だけ上手くなれないという焦りもあって、体操部を辞めようかな?と
思っていた所でした。

でも、主人公のアレックスが壁にぶつかる度に自力で乗り越え、
成長していく姿を観て、私はできない、人より上手くなれないと悩むばかりで
何一つ努力をしていない事に気づいたんです。
その日から、できる事ややるべき事は何かと自分なりに考えて練習を重ねた結果、
試合に出ることができました。

体操部での3年間の中で、ケガをしたりいろいろとあったけど、
最後まであきらめずに乗り越えることができたのは
アレックスの姿を観ていたからかな。
大人になってから、DJになる為に、何度もコンテストに応募し続けたのも
今思えば、あの映画がきっかけだったような気がします。


久しぶりに思い出した中学生時代のあの時の気持ち。
大切にしなくては☆☆