ブラット・ピット主演の作品「ワールドウォーZ」が今、劇場で公開されています。
実生活ではパートナーのアンジェリーナ・ジョリーとの間に
6人の子どもがいるブラピですが、最近、父親役も増えてきています。
92年に公開された「リバーランズ・スルーイット」で
青年役を演じた彼に恋をした私も歳をとったはずだぁ。
ブラピが子どもと妻を溺愛する役を演じているこの作品は、
今回プロデューサーとしても活躍している彼がマックス・ブルックスの世界的に有名になった小説「World War Z」を読んで感動し、この作品を映画化したいと思い、実現したそうです。
ブラピが演じる主人公は、妻と娘2人とアメリカのフィラデルフィアに暮らす
元国連捜査官のジェリー。
ある朝、彼は妻と一緒に娘2人を学校へ送ろうと車で家を出たところ、
街が、ものすごい勢いで人間に襲いかかってくるゾンビ達であふれ、
パニックになっていました。
このゾンビ達に噛まれる事でウイルスに感染するんですが、
ゾンビになったウイルス感染者が人間に噛みつき、どんどん感染者が増えていく、つまりゾンビが増えていくんです。
ジェリーは、家族と共に、ゾンビがいない安全な場所を探して逃げ回るのですが、どこへ行ってもゾンビがいて、彼らから逃れられる場所を中々見つける事ができずにいた時、既にこのウイルスは、ジェリー達が暮らすフィラデルフィアだけじゃなく、世界中に広がり、ありとあらゆる所が感染者で溢れかえっていました。
そんな時、家族と離れる仕事が多かった為に辞めた国連から、ジェリーにこの世界的危機を救うという任務の依頼があったんです。
この仕事を引き受ければ、家族をゾンビがいない安全な場所に避難させてくれるという条件で。
彼は、家族をどうしてもゾンビから守りたかったので、やむを得ずこの仕事を引き受けるんですが、
彼の奥さんは、この一大時になぜ夫が家族の元を離れるのか理解できず、
彼が国連の仕事に戻る事に反対します。
奥さんは結構理解ある人なんですけどね・・・・。
こればっかりは、ものすごい勢いで反対したので、
彼女は彼と離れて不安だということよりも、彼の身の上が心配で仕方がなかったんですよね~。きっと。
奥さんにとってもジェリーは、彼が家族を大切に思うのと同じくらい大切で、
彼を守りたいし、そばにいてほしいと思うから、私が奥さんでもそうしたと思います。
でも彼は、一家の大黒柱として家族を守りたいから、奥さんを説得して
ウイルスに対抗するワクチンを作る為に、家族と離れ、
世界へ向けて旅立つ決心をし、
どんな危険な事にも、怖気づく事無く、突き進んでいけたジェリーのエネルギーになったのは、何よりも家族への愛でした。
家族を想う気持ちが彼を前に前に動かせたってのは、家族思いの彼もすごいけど、彼にそこまでの力をあたえられる家族もすごいな。
私は、家族を守る為に、何があっても前に突き進んでくれるジェリーのような人に巡り合いたいと思ったけれど、
ただ、ジェリーみたいな人に守ってもらいたい・・あんな人と一緒にいたい・ ・・などと望んでばかりではなく、
まず、ジェリーのような人に愛される人にならなければなりませんね。
うん!!ガンバロー。
そんなジェリーが家族や世界中の人達を守る為に戦う相手は、ゾンビたちです。このゾンビたち、人間がいない場所では、
ゆっくりのそのそと歩いて、ふらふらとさまよっているんですが、
人間を見つけるとものすごい勢いで走ってきて、襲うんです。
劇中、あらゆる場面でゾンビが登場するんですが、彼らは、人間や音に反応して、突然豹変し凶暴になるので、
2時間ほどの上映時間中、いつゾンビが凶暴になるかと、気持ちが休まる時がありませんでした。
観終わった後、疲労感た~っぷりだったけど、
これは、心が完全に持ってかれたってことですよね。
大きなスクリーンと3D映像で、こんな凶暴なゾンビ達に立ち向かうブラピの勇姿に酔いしれてきて下さい。